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町長室

平成27年3月定例町議会における行政報告

最終更新日[2015年3月10日]
藤本町長 

皆さまおはようございます。

本日は、平成27年第1回氷川町議会定例会を招集いたしましたところ、大変お忙しい中に、お繰り合わせご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。 

議員各位には、日頃より町政運営にあたりまして格段のご理解とご協力を賜り、心より感謝とお礼を申し上げる次第でございます。

 さて、本年度もいよいよ押し詰まり、年度末を迎えているところでありますが、氷川町を振り返りますと、台風および豪雨などによる大規模な自然災害の発生もなく、比較的穏やかな年度であるとともに、立神峡の国指定名勝としての内定、株式会社電通の創始者である光永星郎翁の生涯を描いたテレビドラマ「郷土の偉人シリーズ」の制作放映や、秋山幸二前監督の野球殿堂入りは、両氏の出身地である氷川町にとりましても大変名誉なことであり、より良い年度であったと感じています。

一方、国内の情勢に目を転じますと、広島県で発生した土砂災害や徳島県の豪雪をはじめ、度重なる台風の襲来、御嶽山や阿蘇山の噴火など、未曾有の自然災害が発生し、尊い命と財産が奪われ、農作物の被害も甚大であります。被災をされた皆さま方に、改めてお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を願うものであります。

反面、日本人研究者3名のノーベル物理学賞授賞をはじめ、ユネスコにおける「冨岡製糸工場ほか絹産業遺産群」の世界文化遺産や「和紙」の無形文化遺産への登録などの輝かしい希望の持てるうれしい出来事も多数ありました。

 さて、平成26年度につきましては、「ふるさとの未来を拓く出発の年」と位置づけ、5つの町づくり戦略を掲げ、議会の協力をいただき、町民の皆さまと協働しながら、活力のある町づくりに向けて取り組んでまいりました。その結果について報告をいたします。 

  

活力ある産業の振興

 

 農業振興の分野では、各種生産組織および町内14の営農組織をはじめ、集落営農組織の育成により、足腰の強い農業経営を支援しました。

 2年目となる「い業機械再生支援事業」では、45件の農家が取り組まれ、ハーベスターの修繕や織機のオーバーホールなどにより、品質の向上と生産機械の長寿命化が図られました。

 同じく2年目となる農地集積加速化事業では、野津地区の営農改善組合設立に続き、吉野地区の組合設立に向けた合意形成が図られたところです。

 新規就農総合支援事業には、本年度新たに6戸の農家が取り組まれ、15名の個人と3組のご夫婦の皆さまへ青年就農給付金を交付し、後継者育成の支援を行いました。

 くまもと稼げる園芸産地育成対策事業では、イチゴハウスの電照および換気施設、梨園の強化棚の整備などに取り組みました。

 鳥獣被害防止総合対策事業では、捕獲隊を編成し、有害鳥獣の駆除や電気柵などの設置を実施いたしました。

 氷川町農業元気づくり支援事業では、イチゴのダニ予防対策をはじめ、露地野菜の根こぶ病対策、葉タバコ黄斑えそ病対策、酪農の性判別精液活用推進対策、吉野梨苗木の微生物資材対策を実施いたしました。

 4年目を迎えた経営所得安定対策におきましては、621戸の農家が取り組まれ、交付金額といたしましては4億5,200万円を見込んでおります。

  また、本年度も生産調整面積の再配分を行い、約86haの作付けを確保いたしました。

  安全安心な農産物の供給体制と経営体の育成・確保の構築を図るため、継続事業として経営体育成支援事業に取り組み、本年度は、18経営体、総事業費8,130万円の事業を実施し、農業用施設の整備ならびにトラクターの農業用機械設備などの更新拡充が図られたところです。

 畳需要拡大推進事業および農業後継者花嫁対策事業につきましては、氷川町農業振興協議会が主体となり実施いたしましたが、畳表の張替補助も順調に活用があり、花嫁対策事業においては、本年度は3回の異業種間交流を実施しました。

 氷川町竜北物産館の経営は順調でありまして、アンテナショップである「氷川のしずく」も赤字が減少傾向にあります。

 水産資源回復基盤整備交付金事業では、アサリ・ハマグリ稚貝の放流および漁場の耕うん、ならびにナルトビエイの駆除を行いました。

 農業基盤整備事業では、西野津地区、高野道地区、堺丸地区排水路改修、栫地区ため池改修、農道早尾腹巻田線道路改良、農道有佐4号線舗装工事、若洲排水ポンプエンジン改修工事をはじめ、暗渠排水事業72.1ha、農地・水保全管理交付金事業10地区、氷川大堰改修測量業務などを氷川町土地改良区と連携して実施いたしました。

 竜北地区の地籍調査事業も、年次計画に基づき順調に進捗しておりまして、大野地区の一筆地調査が終了し、氷川町全地区の一筆地調査が完了いたしました。

 長年の懸案であります竜北地区の排水対策につきましては、2年間にわたり排水対策検討委員会の調査研究協議を行い、排水機場の更新ならびに導水路の改修という方針を決定し、受益農家および地権者などの合意形成を図ってまいりました。来年度事業採択に向けて、事務作業を進めているところであります。

 商工業振興の分野につきましては、新規事業として、まちなかづくり推進事業を活用して、既存のさくらカード会から氷川カード会への移行に伴う、ポイントカード機器の新規導入などの支援を行いましたが、35業者が参画し、延べ40台のカード機器が導入されました。

 3年目となります住宅リフォーム促進事業につきましても、活用いただいておりまして、本年2月末現在で、件数で74件、補助金額1,166万円、実工事費では1億3,780万円の実績となっており、10倍以上の費用対効果があり、町内の中小建設業および商工業の支援と振興につながったものと感じています。

 町内の購買力を高めるためのプレミア付き商品券の発行を継続事業として取り組み、町内購買力の向上に努めることができました。

 販売戦略商工会補助事業として位置づけたネット販売販路拡大事業、地域資源活用特産品開発・販路拡大事業などを町商工会へ委託実施し、雇用の確保と消費の拡大が図られました。

 3年目となります経営革新等推進特別事業には多くの企業が取り組まれ、経営革新セミナーや個別指導により、経営革新への動機付けと新たな事業展開に向けた支援を行いました。

 立神峡公園、まちつくり酒屋、竜北公園などにつきましては、氷川ツーリズム事業の資源として活用しており、氷川まつりならびに梨マラソン大会いずれも過去最高の参加者を得て、盛会に開催できました。

また、ヘラブナ釣り大会などの各種イベント事業も盛会に開催、地域経済の活性化に役立っています。

 

安心して暮らせる福祉の町づくり

 

 疾病の早期発見、早期治療を促進し、町民の皆さまの健康増進と医療費の抑制を図るため、40歳・50歳および60歳を対象に人間ドッグ受診費用の助成を行い、40歳から60歳の5歳刻みの方を対象に大腸がん、および乳がん検診、20歳から40歳までの5歳刻みの女性を対象とした子宮頸がん検診の無料クーポン券を発行しましたが、働く世代のがん検診の推進に役立ったものと思います。

 少子化および定住促進対策として実施している、中学3年生までの医療費の無料化、インフルエンザ予防接種についても、子育て世代の負担の軽減につながっており、特に医療費の無料化については、昨年度より窓口での現物給付としたため、利便性の向上が図られました。

 高齢者対策といたしましては、総合事業訪問リハビリテーション事業に取り組み、要介護認定において要支援とならないボーダーラインにある方々への訪問によるリハビリテーションを実施しました。

 いきいきサロン事業については、町内全地区での実施を目指し、普及推進を図っておりますが、本年度新たに4地区で取り組みが始まり、合計31地区で実施されております。

 食の自立支援事業においては、調理が困難な一人暮らし高齢者世帯への昼食・夕食について、年間延べ31,000食の配食サービスの提供により、日常生活の支援を行いました。

 高齢者住宅改造助成事業につきましては、7件の実績でありました。

 なお、高齢化は年々進行すると思われますので、認知症対策を始め、高齢者の皆さまが、いきいきと暮らせる環境づくりを町社会福祉協議会との連携を図り、地域を地域で支える福祉の環境づくりを推進しているところでございます。

 災害時要支援者支援体制につきましては、民生児童委員の協力を得て、要援護者の状況把握および台帳整備を行い、関係者および関係機関において情報を共有し、有事に備えているところでございます。

 

 

人を育む教育の振興

  児童生徒の安全な教育施設整備のための、校舎などの耐震補強改修工事を計画的に実施しておりますが、本年度は、竜北中学校校舎ならびに竜北西部小学校低学年棟の耐震補強・大規模改造工事を行い、それぞれ計画どおり工事が完了し、暫時新しい教室および体育館での授業が行われています。

 また、来年度施行予定の氷川中学校プール改築および武道場天井改修工事、竜北中学校武道場および集会所天井改修工事の実施設計業務も完了いたしました。

 要支援児童生徒教育支援事業および学校支援地域本部事業に取り組み、教育現場への直接的支援により、就学環境の充実につながったと思います。

 幼児期における質の高い保育・教育の支援を目指した、次世代育成支援対策推進法に基づく「市町村行動計画」ならびに子ども・子育て支援法に基づく「市町村子ども・子育て支援事業計画」を策定するため、氷川町子ども・子育て会議を設置し、調査検討を行い、氷川町子ども・子育て支援事業計画(第1期)および新次世代育成支援対策行動計画(前期)の素案がまとまりました。

 八火図書館ならびに宮原振興局の整備については、新築工事が完了しましたので、3月29日に落成式を挙行いたします。

 冒頭申し上げました、光永星郎氏の顕彰ドラマ「広告の先駆者 光永星郎」につきましては、多くの町民の皆さまのご協力により、無事に制作放映ができました。

 立神峡の国指定名勝につきましては、内定を頂いており、今後さらなる利活用を図ってまいりたいと考えております。

 総合型地域スポーツクラブ「ひかわスポーツクラブ」も4年目を迎え、さまざまな活動を展開され、社会体育および文化活動の振興に寄与しております。

 

安全で快適な生活環境のまちづくり

 

  生ごみの減量および堆肥化による、有効促進のための電気式生ごみ処理機の購入助成を実施しておりますが、本年度は3台の導入しかなく、当初予定した普及台数には及びませんでしたので、今後とも普及に努めたいと考えています。

 3年目を迎えた住宅用新エネルギー等導入促進事業につきましては、太陽光発電施設6件、ヒートポンプ2件、太陽熱利用施設4件の計12件の導入が図られました。

 防災対策として、県の地震・津波被害想定に基づき、氷川町地域防災計画の見直しを行うとともに、国土交通省の事業により道の駅「竜北」の敷地および隣接地に非常用発電機、地下燃料タンク、貯水槽、防災トイレ、防災倉庫を建設し、災害対応備品および非常食などの備蓄を図りました。

 災害時の緊急避難施設となる、宮原振興局新館および氷川町公民館の2ヵ所に太陽光発電設備を設置し、災害発生時の対応に備えたところであります。

 また、生活安全推進室の機能を生かし、雇用相談や多重債務相談の拡充をはじめ、各地区自主防災組織の活動や氷川地区少年警察ボランティア協議会、消防団、PTA、老人クラブや民生委員などの防犯ボランティア活動により、地域防犯体制の充実が図られております。

 町内の住宅建築物の安全性の確保と耐震性の向上を図るための住宅・建築物耐震改修促進計画に基づき、戸別住宅耐震診断事業およびアスベスト調査分析事業に新たに取り組みましたが、活用がありませんでしたので、今後とも普及推進に努めてまいります。

 下水道事業につきましても、整備率が計画面積の92%まで達成できました。

 集落内の道路、排水路整備も区長さま方のご協力を頂きながら、地区要望と氷川町道路整備基本計画との整合性を図りながら整備いたしました。

 また、広域アクセスのための幹線道路の整備や、生活幹線道路ネットワークを確立し、町民生活における交通環境の改善および産業の振興、救急医療や弱者支援に寄与する道路について、社会資本整備総合交付金を活用して整備いたしました。

 氷川浜牟田橋下流域の河川敷につきましては、管理者である熊本県において整備改良が図られております。

 宇城・氷川スマートインターチェンジ事業につきましては、昨年3月29日に開通し、1日平均900台程度の利用がありますが、残念ながら本町のアクセス道路整備が遅れており、国道3号からの利用は今年の9月頃になる見込みであり、町民の皆さまをはじめ、共同事業体である宇城市およびネクスコ西日本さまにも、大変ご迷惑をお掛けしておりますことを、お詫び申し上げます。

 

住民自治を支える行政運営の推進

 

 

 

 住民との協働による、まちづくりを進めるため、町政懇談会を13ヶ所で実施いたしましたが、地域の課題や町政運営に対する貴重なご意見を拝聴することができました。

 議会におきましても「い業振興議員連盟」ならびに「防衛議員連盟」を設立いただき、執行部とともにご支援いただいておりますことは、大変心強く感じており、また、関係町民の皆さまからも感謝いただいているところであります。

 行政情報の提供にも努めておりまして、町長交際費の公開、町広報誌や町ホームページにより、町例規や身近な情報を発信しておりまして、先般、熊日朝刊掲載の熊本県内情報公開度ランキングでは、昨年の20位より順位を上げ、県内自治体中14位でありました。

 また、行政改革プランを目標として改革の取り組みを進めているところでございます。

 大空町との友好事業として、交流を図っておりまして、来る3月20日から23日にかけて大空町から来町されますので、歓迎したいと考えております。これからもさらに友好の絆を深めてまいりたいと思います。

 

 

 以上、5つのまちづくり戦略を掲げ、最善を尽くしてまいりましたが、議員各位ならびに町民の皆さまをはじめ、関係組織機関のご協力のもと、全職員が一丸となって職務に精励したことにより、相応の効果を得ることができた行政展開であったと考えております。

 以上、平成26年度を振り返りましての行政報告といたします。

 

 

 

 

 

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